看護師殺害で男に懲役17年 動機身勝手と宇都宮地裁 

 宇都宮市のアパートで昨年12月、住人の看護師根本紗貴子さん=当時(28)=を殺害するなどしたとして、殺人と窃盗の罪に問われた元工員菅野龍被告(27)の裁判員裁判で宇都宮地裁は12日、懲役17年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。

 佐藤基裁判長は判決理由で「動機は他の男に横取りされたくないとの思いで、短絡的かつ身勝手」と非難し「首を絞めても死なないと分かると、確実に殺すため包丁を何度も突き刺した」と強い殺意を認定。

 さらに「反省の程度が深く真摯であるとまでは評価し難い」と述べた。


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