防災訓練で高校生112人食中毒 都立小岩高、非常食が原因か 

 東京都は12日、都立小岩高校(江戸川区)で行われた1泊2日の防災訓練に参加した1年生の男女112人が腹痛や下痢などを訴え、訓練中の食事による集団食中毒と断定したと発表した。炊かずに食べられる非常用食料のアルファ化米の「わかめごはん」が原因の可能性が高く、いずれも症状は軽いという。

 都によると、訓練は5月19、20日に1年生約350人が参加して実施。「わかめごはん」は都教育委員会の特注品で、19日の夕食に生徒たちが調理して食べ、翌朝の朝食として乾パンとクラッカー、水が配布された。

 発症者1人の便とワカメの検体からウエルシュ菌が検出された。


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