ロシア、対シリア攻撃に反対 米に再発防止求める 

 【モスクワ共同】ロシア外務省によると、ラブロフ外相は10日、米国のティラーソン国務長官と電話会談した。シリア情勢を巡り、ラブロフ氏は米軍によるアサド政権側への攻撃に抗議し、再発防止の具体策を求めた。双方はシリア内戦終結に向けた協力を強化し、カザフスタン・アスタナやジュネーブでの和平調停を促す方針で一致。

 双方はサウジアラビアなどアラブ諸国がカタールと断交した問題にも触れ、対話によって意見対立を調整する必要性を強調した。今後の2国間対話予定のほか、ウクライナ問題などの交渉を続けていくことについても確認した。

 電話会談は、米側の提案により実施されたという。


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