「時の記念日」に漏刻祭、大津 天智天皇祭る近江神宮 

近江神宮で開かれた漏刻祭で、時計を奉納する王朝衣装姿の女性たち=10日午前、大津市

 「時の記念日」の10日、日本で初めて時刻制度を定めたとされる天智天皇を祭る近江神宮(大津市)で、時計の歴史の進展を神前に報告する漏刻祭が開かれた。

 王朝衣装などをまとった時計業界の関係者やびわ湖大津観光大使らが国内時計メーカーの新製品を奉納し、参列者約300人が祈りをささげた。

 近江神宮によると、時の記念日は671年に天智天皇が近江大津京に漏刻(水時計)を設置したという日本書紀の記述をもとに1920年に定められ、漏刻祭は41年に始まった。


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