東芝、WHの債務支払いで合意 米電力に4千億円 

 東芝は10日、経営破綻した米ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)による原発2基の建設事業を巡り、発注元の米電力会社サザン・カンパニーに36億8千万ドル(4129億円)を支払うことで合意したと発表した。親会社として工事費用の一部を債務保証した契約を履行するもので、東芝の負担の上限額が確定したことになる。

 支払額は2017年3月期連結決算の暫定値で見積もった範囲内に収まった。追加の損失が避けられ、WH関連の債務処理が一歩前進した。

 米国時間9日付で合意書を締結した。東芝は17年10月から21年1月までの間に分割で支払う。


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