患者の予期せぬ死亡23件届け出 医療事故調査制度、5月分 

 患者の予期せぬ死亡を対象とする医療事故調査制度で、第三者機関の日本医療安全調査機構(東京)は9日、「院内調査が必要」として5月に医療機関から届け出があった事案は23件だったと発表した。2015年10月の制度開始以来の累計は624件となった。

 内訳は病院(20床以上)が22件、診療所(20床未満)1件。地域別では関東信越が7件で最も多く、東海北陸6件、中国四国4件、近畿と九州が各2件、北海道と東北が各1件。診療科別では脳神経外科と泌尿器科がそれぞれ3件で最多だった。

 5月に院内調査の結果報告書が提出されたのは30件で、累計は384件となった。


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