ホタル保護で共同宣言、和歌山 全国6市町が集まりサミット 

和歌山県紀の川市で開かれた「ほたるサミット」で握手する6市町の代表ら=9日

 和歌山県紀の川市で9日、ホタルの里づくりを進める全国の6市町の代表が集まり、「ほたるサミット」が開かれた。環境や教育、文化など幅広い分野で交流を深めることを決めた共同宣言を発表した。

 サミットはホタル保護の取り組みの情報を共有するのが目的で、今年で29回目。紀の川市や、来年の開催地となる岡山県真庭市などから約800人が参加した。

 真庭市の太田昇市長は、地元商店街が観賞客のために常夜灯を設置した事例を紹介し「地域が一体となって保護活動を文化にしたい」と抱負を語った。小学校でのホタル学習や飼育など、次世代にホタルを残す活動も報告された。


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