東証反発、2万円回復 4日ぶり、英政局不安も 

 9日の東京株式市場は、米国の政治混乱の深刻化はひとまず避けられたとの安心感から日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比104円00銭高の2万0013円26銭で、4日ぶりに2万円台を回復した。ただ、総選挙で与党保守党の議席が過半数割れになった英国政局への先行き不安も生じ、利益を確定させる売り注文が出て上値を重くした。

 東証株価指数(TOPIX)は1・25ポイント高の1591・66。出来高は約22億6300万株。

 市場では英政局に関し「昨年のEU離脱決定のような、世界経済の在り方を大きく変えるものとまでは言えない」(大手証券)との声が目立った。


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