国連目標実現の企業表彰へ 貧困、飢餓撲滅を推進 

 政府は、貧困や飢餓の撲滅を目指す国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に関し、実現に向けた取り組みを進める日本の企業や民間団体を表彰する制度を創設する方針を固めた。複数の政府関係者が8日、明らかにした。目標を達成するための推進本部を9日に開催し、安倍首相が表明する見通しだ。

 国連は2015年にSDGsを策定。貧困・飢餓撲滅のほか、衛生環境の改善、保健福祉の増進、教育の確保、女性の活躍など計17分野について、30年までの数値目標を定めた。政府は、国内での実践事例の表彰を通じて目標実現への取り組みを促し、国際的な課題での日本の貢献をアピールしたい考えだ。


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