2017年6月8日 17:46 | 無料公開
日本と中国、韓国は8日、将来の北極海開発に向けた協力を話し合う第2回ハイレベル対話を外務省内で開き、3カ国共同で海洋の環境調査を実施することで合意した。北極海沿岸の米国やロシアなど8カ国でつくる「北極評議会」との連携も進める。日中韓は評議会のオブザーバーで中韓と共同歩調を取りながら権益の確保を目指す。 調査は、海洋汚染の現状や温暖化の影響などさまざまな基礎的データを収集する。開発時の環境保護や、氷に閉ざされず航路が確保できる時期の予測などに役立てたい意向だ。今後、専門家間で共同調査の具体的な計画を詰める。