性犯罪厳罰化法案を可決 親告罪削除、衆院法務委 

 性犯罪を厳罰化する刑法改正案は7日の衆院法務委員会で、全会一致により可決した。起訴するのに被害者の告訴が必要になる「親告罪」規定の削除などが柱。性犯罪関連では明治時代の刑法制定以降の大改正となる。政府、与党は今国会での成立を目指している。

 改正案は、現在は女性に限定されている強姦罪の被害者に男性を含め、性交類似行為も対象とする。名称は「強制性交等罪」に変更し、法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げる。

 親告罪の規定をなくすのは強姦罪のほか、準強姦罪、強制わいせつ罪、準強制わいせつ罪など。改正刑法の施行前に起きた事件にも原則適用する。


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