退位特例法案9日に成立 参院委可決、女性宮家決議 

全会一致で天皇陛下の退位を実現する特例法案を可決した参院特別委=7日午後

 天皇陛下の退位を実現する特例法案は7日の参院特別委員会で全会一致により可決された。衆院と同じ文言の「女性宮家」創設検討を政府に求める付帯決議も採択。自由党は採決前に退席した。法案は9日の参院本会議で可決、成立する運びだ。委員会での審議は、衆参両院ともそれぞれ1日だった。7日の特別委の質疑で、菅義偉官房長官は皇位継承の在り方について「男系男子というものであるので、そこはしっかり引き継いでいきたい」と強調した。

 菅氏は、女性天皇の是非を問われ「男系継承が古来、例外なく維持されている重みを踏まえ、引き続き検討する」とも語った。


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