妖怪像「引っ越し」始まる、鳥取 水木しげるロードの新装 

水木しげるロードのリニューアルに向け、移設される「こなき爺」のブロンズ像=7日、鳥取県境港市

 漫画家故水木しげるさんの出身地、鳥取県境港市で7日、観光スポット「水木しげるロード」のリニューアルに向け、「ゲゲゲの鬼太郎」などの妖怪ブロンズ像を移設する作業が始まった。約800メートルのロードに並ぶ153体のうち、145体が“引っ越し”予定で、ロード新装は来年7月中旬を見込んでいる。

 先陣を切ったのは「こなき爺」で、台座を含め重さ1・1トン。クレーンでつり上げられ、親子連れらが「がんばれ」と声援を送る中、トラックで約300メートル離れた仮設置場に向かった。像は新たな設置場所が整備されるまでの間、「世界妖怪会議」との触れ込みで、近くの公園で展示される。


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