2017年6月7日 09:11 | 無料公開
再稼働した関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)は7日未明、核分裂が安定して続く「臨界」に達した。9日に発電と送電を始め、11日にフル稼働する見通し。原子力規制委員会の最終検査を受け、7月上旬に営業運転に移行する。 関電は6日午後2時、核分裂を抑えるため炉心に挿入されていた制御棒を引き抜き、原子炉を起動させた。 発送電を始めた後は、冷却水に含まれるホウ素濃度を低下させ原子炉の出力を上昇。タービンへの蒸気量を増やして発電機の出力を上げ、フル稼働に到達する。