再生可能エネルギー拡大続く 世界全体の電力、4分の1賄う 

福島県相馬市の大規模太陽光発電所(メガソーラー)。津波で浸水した70ヘクタールの土地に約20万枚のパネルが並ぶ=2月

 2016年末時点で、大型水力発電を含む世界の再生可能エネルギーの発電能力が20億1700万キロワットに達し、初めて20億キロワットの大台を超えたとの調査結果を、エネルギーの専門家らでつくる「21世紀の再生可能エネルギーネットワーク」(本部フランス)が7日、発表した。

 世界全体の電力の24・5%を再生可能エネルギーが供給したと推定され、地球温暖化をもたらす二酸化炭素の排出削減に貢献した。

 昨年1年間に建設された世界の再生可能エネルギーの発電設備容量は1億6100万キロワットで、前年比9%の伸び。増加分の内訳は太陽光発電が47%、風力が34%だった。


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