2017年6月5日 18:54 | 無料公開
記者会見する福島県の「県民健康調査」検討委員会の星北斗座長=5日午後、福島市
東京電力福島第1原発事故と、甲状腺がんの因果関係を調べる福島県の「県民健康調査」検討委員会の評価部会が5日、福島市内で開かれた。2016年度から始まった3巡目となる甲状腺検査の途中経過が公表され、2人ががんと確定、他に2人ががんの疑いと診断された。3巡目のがん確定は初めて。
福島県は、原発事故時に18歳以下だった県内全ての子どもを対象に甲状腺検査を実施。11年度から1巡目、14年度には2巡目、16年度には3巡目が始まっている。
1~3巡目を合わせると確定は計152人、疑いは計38人となった。