2017年6月5日 16:47 | 無料公開
沖縄県南風原町の「博愛病院」に描かれた壁画=5日
世界各地で平和への願いを込めた壁画を描き続けてきた鹿児島県枕崎市の画家、東慎一郎さん(47)が5月、目標としてきた10カ国目の作品を沖縄に完成させた。本土復帰から45年を迎えた15日に、白いヒナギクをくわえたハトを描き上げた。花言葉は「平和」。エジプトを皮切りにウクライナ、米国、韓国などを巡る旅は日本でひとまずのゴールを迎えた。
「描くだけで世の中が平和になるとは思っていない」。それでも東さんが活動を続けてきたのは、それぞれの日常を過ごす人々が絵をきっかけに世界のことを少しでも考えてくれたらと思うからだ。(共同)