助産院で赤ちゃん受け入れ 面談型で17年度開設目指す 

 神戸市の助産院に、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」を設置する計画を進めていたNPO法人「こうのとりのゆりかごin関西」は4日、助産師らが24時間態勢で対応する「面談型」での受け入れ施設に変更し、2017年度中の開設を目指すと明らかにした。

 NPO法人は神戸市北区の「マナ助産院」に、熊本市の慈恵病院に続き国内で2例目の赤ちゃんポストを開設する予定だったが、常駐医師の確保が難しく断念。同日、京都市内で開いた理事会で方針を決めた。

 面談型で受け入れる場合、特別養子縁組や児童相談所などにつなぐ仕組みが必要なため、自治体と調整を進める。


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