ライチョウ、長野・大町でも産卵 保護増殖事業の一環 

大町山岳博物館で飼育中のライチョウが産んだ卵=3日、長野県大町市(同博物館提供)

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む長野県大町市の市立大町山岳博物館は4日、飼育中の雌が卵1個を産卵したと発表した。環境省などが進める「ライチョウ保護増殖事業計画」の一環。ことし5月に産卵が確認された富山市ファミリーパーク、上野動物園(東京都)に次いで3カ所目。

 同博物館などによると、つがいは5月12日に同居を開始。その後交尾行動が見られ、6月3日午後に産卵を確認した。鳥羽章人館長は「ひなの誕生、成長まで最善を尽くす」と話している。


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