米国防長官、中国は国際法順守を 北朝鮮「最も切迫した脅威」 

アジア安全保障会議で演説するマティス米国防長官=3日、シンガポール(共同)

 【シンガポール共同】マティス米国防長官は3日午前、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、南シナ海の「一方的で威圧的な現状変更は容認しない」として軍事拠点化を進める中国をけん制、国際法に従って行動するよう強く求めた。核・ミサイル開発を進める北朝鮮は「最も切迫した危険な脅威」と強調、緊密な地域諸国の連携を呼び掛けた。

 マティス氏は、オバマ前政権と同様に米国は「太平洋国家」だとし、トランプ政権はアジア太平洋地域を重視していると述べ、日本を含む同盟国などとの関係を強化する意向も表明した。


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