新潟・佐渡にトキ放鳥 10年連続、16回目 

放鳥され羽ばたくトキ。識別するために翼の先端に青とオレンジの色が付けられている=2日午前、新潟県佐渡市

 環境省は2日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、国の特別天然記念物トキ18羽を野生に放鳥する作業を始めた。2008年以降、10年連続で通算16回目。

 環境省によると、18羽はいしかわ動物園(石川県能美市)や出雲市トキ分散飼育センター(島根県出雲市)などで生まれた雄8羽と雌10羽で、1~3歳。この日の佐渡は風が強く、時折雨が降るあいにくの天気だったが、午前6時ごろに鳥舎を開放すると、午後0時半すぎまでに8羽が飛び立った。

 佐渡市では今年、6年連続して野生下でひなの誕生が確認された。


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