「人類の英知に背向けた」 閣僚から失望、懸念の声 

 トランプ米大統領がパリ協定からの離脱を表明したことについて、山本公一環境相は2日の閣議後の記者会見で「やっとここまで来たパリ協定という人類の英知に背を向けた。怒りも感じる」と非難した。

 山本氏は日本国内への影響に「環境省として、今までの姿勢は変わらず(温暖化対策の取り組みを)進めていく」と強調。

 菅義偉官房長官も会見で「残念だ」とした上で「パリ協定の着実な実施が重要であるという立場から米国に対し、働き掛けを続けていきたい」とした。岸田文雄外相は「国だけではなく自治体や企業も努力している。こうした大きな流れは変わらない」と話した。


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