函館でスルメイカ初水揚げ 例年より少なめ、豊漁願う 

 北海道函館市の近海でスルメイカ漁が解禁され、2日早朝、約1・1トンが初水揚げされた。例年より少なめ。市水産物地方卸売市場での初競りでは、いけす用イカが1キロ7千円の高値で取引された。昨季は記録的な不漁に見舞われ、漁業関係者からは「今年こそ」と豊漁を願う声が上がった。

 解禁は1日。松前町沖に出漁した10隻が2日午前3時半ごろ、続々と函館漁港に戻った。船のいけすからすくい上げられたイカは「キュッキュッ」と鳴きながら勢いよく水しぶきをあげた。

 昨年の函館市での漁獲量は約8千トンで、10年前の5分の1まで落ち込んだ。


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