民進、特区凍結法案提出へ 加計学園の圧力疑惑受け 

 民進党は31日、国家戦略特区制度を凍結する法案を来週にも提出する方針を固めた。安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計学園(岡山市)による特区を活用した獣医学部新設計画の審査過程で、官邸側が文部科学省に圧力をかけた疑惑が浮上したことを受けた措置。将来的に廃止を含む抜本的な見直しも義務付ける。

 党幹部は「国家戦略特区は、加計学園問題に限らず政府によるお手盛りのオンパレードだ。制度自体をストップすることが重要だ」と説明した。

 法案骨子によると、特区の新規指定を当面停止。2年をめどに廃止を含め必要な措置を取るよう政府に求める。


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