受動喫煙ゼロ目標を検討、厚労省 飲食店、20年までに 

居酒屋での喫煙=東京都内

 厚生労働省が、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに飲食店での受動喫煙をゼロとする新目標を検討していることが31日、分かった。策定中の第3期がん対策推進基本計画に盛り込む方向で調整している。

 飲食店での受動喫煙防止策を巡り自民党との協議が難航する中、がん予防の観点から厳しい姿勢を示したい考え。

 現状の政府目標は、受動喫煙にさらされる人の割合を「22年度までに行政機関と医療機関は0%、家庭は3%、飲食店は15%に減らす」としている。


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