2017年5月31日 18:12 | 無料公開
気象庁は31日、地球温暖化の原因とされる大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の2016年の年平均値が、国内の観測地点3カ所でいずれも観測史上最高だったと発表した。濃度は年々増加しており、1997年に観測地点が3カ所になって以降、毎年過去最高を更新している。 増加量は過去10年の平均を上回った。14年夏から16年春まで続いたエルニーニョ現象の影響で、植物のCO2の吸収量が減ったことも影響したとみられる。 気象庁によると、濃度は岩手県大船渡市407・2ppm(前年比3・8ppm増)、小笠原諸島・南鳥島404・9(同3・4ppm増)など。