ネズミイルカの赤ちゃん誕生 北海道・おたる水族館 

出産するネズミイルカ「アツコ」=30日(おたる水族館提供)

 北海道小樽市のおたる水族館は30日、飼育しているネズミイルカ「アツコ」が雌の赤ちゃんを出産したと発表した。体長約60センチ、体重約9・7キロで、イルカの繁殖は難しいとされ、長期飼育を目指している。

 水族館によると、ネズミイルカは北半球の亜寒帯・寒帯沿岸に生息し、飼育は世界的にも少ない。国内で飼育下の出産は同館だけで、今回が2例目。飼育員が30日朝、出産を確認。同じプールに雄が2頭いたため、どちらが父親か不明という。

 ネズミイルカは、体長180センチほどに成長する。アツコに哺乳行動が見られないため、別のプールで人工保育を始めた。公開時期は未定。


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