男性育休取得率3・16%に上昇 女性81・8%、厚労省調査 

 厚生労働省が30日に発表した2016年度の雇用均等基本調査(速報版)によると、男性の育児休業取得率は前年度より0・51ポイント高い過去最高の3・16%、女性は0・3ポイント上昇し、81・8%だった。

 男性の取得率について、政府は「20年までに13%」を目標に掲げている。達成は困難だが、同省の担当者は「積極的に制度を周知する企業が増え、徐々に広まりつつある」と分析している。業種別にみると、金融・保険業(12・33%)、情報通信業(6・01%)などが高かった。

 調査は16年10月に実施、約6千事業所に調査票を送り、有効回答率は69・2%だった。


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