千葉市長に熊谷氏3選 大差で共産推薦の新人破る 

千葉市長選で3選を果たし、支援者らと万歳する熊谷俊人氏(中央)=28日夜、千葉市の選挙事務所

 任期満了に伴う千葉市長選は28日投開票の結果、無所属の現職熊谷俊人氏(39)が、無所属新人で共産党県中部地区准地区委員大野隆氏(48)=共産推薦=を大差で破り、3回目の当選を果たした。政令市長では引き続き最年少となる。

 投票率は29・07%で、前回を2・28ポイント下回った。現市政の評価が主な争点で、熊谷氏は行財政改革など2期8年の実績をアピール。待機児童対策の強化や幕張新都心への企業誘致などを公約に掲げた。

 民進、公明両党の県組織が支持。独自候補の擁立を見送った自民党も一部市議が応援に回るなど、事実上の与野党相乗りで幅広く支持を集めた。


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