安倍首相、サミット終え帰国 対北朝鮮圧力で連携主導 

イタリアでのサミットなどの日程を終え、帰国した安倍首相と昭恵夫人=28日夕、羽田空港

 安倍晋三首相は28日夕、イタリア南部シチリア島タオルミナで開かれた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)など一連の日程を終え、政府専用機で帰国した。サミットでは、北朝鮮に対する圧力強化での連携を主導。トランプ米大統領と2度目の首脳会談を行い、信頼関係の強化に努めた。G7の地位低下が指摘される中、サミットの成果をどこまで生かせるかが課題になる。

 26、27両日のサミットで首相は、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮を強く非難。トランプ氏と連携し、対話よりも圧力強化が必要だと訴え、首脳宣言への「北朝鮮は新たな段階の脅威」との文言明記を導いた。


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