岸田外相、ポスト安倍へ決意表明 池田元首相銅像の前で 

 岸田文雄外相が率いる自民党の派閥「宏池会」は28日、今年が創設60周年に当たるのを記念し、創立者の池田勇人元首相の銅像がある広島市の公園で植樹式を開いた。岸田氏は「宏池会が未来に向けて日本の政治で役割を果たす」と述べ、「ポスト安倍」へ決意を改めて表明。

 宏池会は4人の首相を輩出した名門派閥。だが宮沢喜一元首相が退陣した1993年以来、首相を生み出していない。

 同派幹部らが出席した植樹式は60周年を機に、派閥の結束を固めるのが狙い。池田元首相は岸田氏と同じ広島県が地元。岸田氏は元首相が掲げた「所得倍増計画」に触れ「池田元首相の存在感を強く感じる」と語った。


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