長崎被爆者2人、国連で傍聴へ 核禁止条約の6月制定交渉 

 来月から始まる核兵器禁止条約の第2回制定交渉で、長崎の被爆者2人が、議論を傍聴するため会期中に米ニューヨークの国連本部を訪ねることを決めた。長崎市で27日、条約締結や核兵器廃絶を訴えるため昨春から始まった「ヒバクシャ国際署名」の集いがあり、渡米する被爆者は「核保有国と日本は交渉に不参加。(参加を促すため)皆で力を合わせよう」と呼び掛けた。

 渡米するのは、国際署名活動を長崎で展開する市民団体の共同代表で日赤長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男さん(73)と、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川副忠子さん(73)。


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