西之島で噴火や溶岩流確認、海保 東京・小笠原諸島 

南側から見た西之島の噴煙の様子=24日(海上保安庁提供)

 海上保安庁は26日、火山活動が活発になっている東京・小笠原諸島の西之島で、噴火や海へ流れ出る溶岩を、羽田航空基地の航空機が24日午後に確認したと発表した。

 山頂火口から断続的に噴火が発生し噴煙が北向きに流れる様子や、島の南から南西岸に溶岩が海へ流入し、海面が茶褐色に変色する様子を約25分間にわたって確認した。

 西之島では気象庁が約1年半ぶりに噴火を確認し、4月20日に火口周辺警報を出した。活発な状態が続いており、海保は付近を航行する船舶への注意を呼び掛けている。


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