2017年5月26日 16:47 | 無料公開
医療機関の受診時に発行されるレセプト(診療報酬明細書)に記された患者のビッグデータについて、東北大大学院の藤森研司教授(医療政策学)が2015年度の約10億件を分析したところ、都道府県の間で病気やけがの治療の実施率に濃淡がみられることが分かった。地域によって医療提供が過剰だったり、逆に必要な医療が不足したりしている可能性がある。 分析結果は政府の経済財政諮問会議に報告された。政府は医療ビッグデータ活用を進め、こうした地域差の解消を図って平準化し、医療費の抑制につなげる方針だ。 分析データは内閣府HPに掲載。治療項目ごとに都道府県別、市町村別に示している。