高浜原発4号機が出力フル稼働に 6月に本格的な営業運転へ 

 関西電力が再稼働させた高浜原発4号機(福井県高浜町)は25日、出力がフル稼働の状態になった。関電によると、6月15、16の両日に原子力規制委員会の最終検査を受けて、問題がなければ本格的な営業運転に移行する予定。

 高浜4号機は今月17日に原子炉を起動し、22日から発電と送電を開始。冷却水に含まれるホウ素濃度を低下させて原子炉の出力を上昇、タービンへの蒸気量を増やして発電機の出力を段階的に上げてきた。最終検査までフル稼働の出力を保ちながら試運転を続ける。

 関電は、3号機への核燃料装填も今月16日に完了。6月上旬の再稼働を目指している。


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