沖縄・辺野古埋め立て着工1カ月 延びる護岸、濁る海 

沖縄県名護市辺野古沿岸部の護岸を造る工事の現場。砕石投入で海に白い濁りが広がっている(手前)=24日(小型無人機から)

 政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部で埋め立てに着工して25日で1カ月となる。共同通信が24日、ヘリコプターで上空から現場を見たところ、護岸を形成する砕石の帯が波打ち際から沖に向かって約20メートルまで延び、海中が白く濁る様子が確認できた。

 翁長雄志知事は工事を止める対抗策を模索しているが、違法性を訴える根拠が得られていない上、決定的な効果が期待できる方策も見つからず、手を打てずにいる。

 政府は4月25日、埋め立ての第1段階として施設の外枠の護岸を造る工事に入った。


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