関電大飯3、4号機が審査合格 原子力規制委、再稼働は今秋以降 

 原子力規制委員会は24日、定例会合を開き、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の安全対策が、東京電力福島第1原発事故で強化された新規制基準に適合すると認める「審査書」を正式決定した。審査合格は7例目で、計6原発12基となった。関電は今秋以降に再稼働する計画を示している。

 関電は今夏の再稼働を目指していたが、原子炉冷却用の海水ポンプを津波から守る防護壁などを設置する安全対策工事の完了が7月にずれ込むとしている。

 再稼働に必要な手続きとして、今後、規制委が施設の詳細設計に関する認可や現地での使用前検査を行い、関電が福井県などの同意を得る必要がある。


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