政府、人材投資強化で格差防止 教育機会均等へ授業料減免 

 政府は23日、経済財政諮問会議を開き、経済財政運営の指針「骨太方針」の骨子案を示した。授業料の減免といった人材投資の抜本的な強化で大学など高等教育の機会を均等にし、親の資産や所得の格差が子どもの代まで固定化されないようにするとともに、高度な業務を担えるようにして生産性を上げることが柱。大学改革で教育の質の向上を目指すほか、少子化対策、子ども・子育て支援にも取り組む。

 安倍晋三首相は会合で「来月に骨太方針を取りまとめられるよう具体化の作業を加速してもらいたい」と指示。財政健全化に向けた社会保障改革として薬価制度の抜本的見直しを検討することも盛り込んでいる。


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