「共謀罪、必ず廃案に」 国会周辺、反対の声集結 

「共謀罪」法案の衆院通過後も国会周辺でプラカードを掲げて反対する人たち=23日夜

 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案が衆院本会議で可決された23日、法案に反対する市民ら約2400人(主催者発表)が議員会館前で抗議集会を開き、「言論封じの共謀罪は必ず廃案にするべきだ」と声を張り上げた。

 参加者は「共謀罪NO!」などと書かれたプラカードを手にし、通路を埋め尽くした。

 横浜市の無職遠山滋さん(68)は「議論が尽くされていないのに強行採決し、あぜんとしている」と怒りをあらわに。「子どもや孫の世代に言論の自由がどんどん縛られていきそうで心配だ」と懸念した。


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