養子の営利目的あっせん認める 初公判で元業者、千葉地裁 

 特別養子縁組を希望する夫婦に営利目的で乳児をあっせんしたとして、児童福祉法違反罪に問われた千葉県四街道市の養子縁組あっせん業者「赤ちゃんの未来を救う会」(解散)の元代表理事伊勢田裕(32)=札幌市=と、元理事上谷清志(36)=那覇市=の両被告の初公判が23日、千葉地裁(高木順子裁判長)で開かれ、両被告とも起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「被告人らは救う会設立時に『肝は赤ちゃんの仕入れ』『利益が上がれば僕らで分配』といった内容のメールを交わしていた。その上、あっせんにかかる実費を算定せず、高額な請求をしていた」として、営利目的は明らかだと指摘した。


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