ロボットで被災者を探索 京大開発、段差も楽々 

 京都大の松野文俊教授の研究室は国内の競技会で優勝したレスキューロボット「FUHGA(フウガ)」を23日、京大桂キャンパス(京都市)で報道陣に公開した。災害時などに、倒壊の危険のある建物内の探索に活用できる。

 ロボットは縦横約60センチ、高さ約25センチで、走行用ベルトで進む。大きなアームが特徴で、このアームを使ってボディーを持ち上げ、高い段差を乗り越えることができる。

 競技会は今月3~7日に愛知県や石川県で開催された「ロボカップジャパンオープン2017」。救助の実技を競う部門で11チームの頂点に立った。7月に名古屋市で行われる世界大会にも出場する予定。


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