朴前大統領が全面否認 巨額収賄で初公判 

23日、初公判のためソウル中央地裁に入る韓国の朴槿恵前大統領(共同)

 【ソウル共同】韓国でサムスンとロッテグループから巨額の賄賂を受け取ったとして収賄などの罪に問われた前大統領、朴槿恵被告(65)の初公判が23日、ソウル中央地裁で開かれた。弁護人は起訴内容を「全て否認する。推測と想像に基づく起訴だ」と主張。朴前大統領も弁護人と同じ考えだと表明し、自身の意見は「後で申し上げる」と話した。

 史上初の大統領罷免につながった「大統領の犯罪」を巡る攻防が本格化。収賄の共犯として起訴された親友の崔順実被告(60)と、贈賄罪で在宅起訴されたロッテグループ会長の重光昭夫(韓国名・辛東彬)被告(62)も出廷、いずれも起訴内容を否認した。


  • LINEで送る