「共謀罪、徹底審議で廃案を」 国会前で市民ら訴え 

 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案に反対する多くの市民らが22日夜、国会前に集まり、口々に「徹底審議で廃案を」「共謀罪はいらない」などと抗議の声を張り上げた。同法案は23日の衆院本会議で採決される見通し。

 主催者側によると、約500人が参加。「内心の自由を奪う共謀罪反対」などと書かれた横断幕を掲げ、「言論封じの共謀罪いらない」と何度もシュプレヒコール。国会に向かって拳を突き上げた。

 東京都国分寺市の60代女性は「このままでは一般の人間が声を出せない監視社会になってしまう。金田勝年法相の国会答弁もまったく信用できない」と懸念を口にした。


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