自民、大西氏を厳重注意 与野党から批判相次ぐ 

 自民党の大西英男衆院議員が受動喫煙対策に関する党会合で、たばこの煙に苦しむがん患者に関し「(がん患者は)働かなくていい」との趣旨のやじをしたとされる問題について、与野党から22日、批判が相次いだ。自民党の下村博文幹事長代行は大西氏と党本部で会い、厳重注意した。

 自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「大いに反省させることが大事だ」と強調した。別の同党幹部は取材に「いくら何でも言ってはいけない内容だ」と苦言。公明党幹部は「あきれてものが言えない」と突き放した。

 公明党の大口善徳国対委員長は「発言が事実ならば、政府やわれわれの考え方と全く違う」と記者団に述べた。


  • LINEで送る