1歳雌の野生トキが抱卵 国内初確認、新潟・佐渡 

 環境省は22日、新潟県佐渡市の野生で生まれた国の特別天然記念物トキの1歳の雌2羽による抱卵が、国内で初めて確認されたと明らかにした。2歳未満のトキの抱卵は確認例がなく、ふ化するかどうかが注目される。

 環境省によると、抱卵を確認したのは、野生で昨年生まれた1歳の雌と、放鳥された5歳の雄のペア。4月27日に確認し、早ければ5月下旬にふ化するとみられる。

 また、野生で生まれた別の1歳雌と野生の雄のペアによる抱卵も11日に確認したが、18日には抱卵をやめていた。


  • LINEで送る