NYで野口英世「90回忌」 邦人医学生へ奨学金制度も 

野口英世の墓前祭であいさつするロックフェラー大のティモシー・オコーナー副学長=21日、ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】福島県出身の細菌学者、野口英世(1876~1928)の命日の21日、ニューヨークにある野口の墓地で、現地の日本人医師らでつくる「ニューヨーク野口英世記念会」が墓前祭を開いた。記念会は今年を「90回忌」の節目として日本人医学生向けの奨学金制度創設を決めるなど、偉業をたたえる活動を続けている。

 野口は黄熱病の研究で滞在していた現在のガーナで、黄熱病のため死去した。遺体は米国へ搬送されて同医学研究所が手厚く葬り、ニューヨークのウッドローン墓地で眠っている。


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