イランにテロ支援中止要求 米サウジ、圧力強化 

サウジアラビア政府要人と会談するティラーソン米国務長官=20日、リヤド(AP=共同)

 【リヤド共同】トランプ米大統領の外遊に同行しているティラーソン国務長官は20日、サウジアラビアのリヤドで記者会見し、イラン大統領選で再選されたロウハニ大統領に対し、テロ組織などへの支援やミサイル発射実験をやめるよう要求した。

 ティラーソン氏は「ロウハニ師が世界との関係を変えようと思えばできる」と強調。イランとの対話は「適切な時期」に行うことを排除しない考えを示しながら「今は電話するつもりはない」と、サウジと協力して圧力を強化する考えを示した。

 1100億ドル(約12兆円)の武器売買を含め、両国が合意した取引額は今後10年間で約3500億ドルに上る見込み。


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