「共謀罪」法案、与野党が激突 参院審議入り24日で綱引き 

 国会は週明けから「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の審議日程を巡り与野党が激突しそうだ。与党は23日の衆院通過、24日の参院審議入りを図る。民進党など野党4党は、法案の必要性などに関する議論が十分に尽くされないまま衆院法務委員会で採決が強行されたと批判を強め、廃案を訴え徹底抗戦。6月18日に会期末を迎える国会の会期延長もにらみ、攻防を繰り広げる。

 政府、与党は23日の衆院本会議で共謀罪法案を可決後、翌24日に安倍晋三首相が出席して参院本会議で趣旨説明と質疑を行い、25日の参院法務委員会から実質的審議に入りたい考えだ。


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