「通報遅い」と大分市消防局 新日鉄住金の製鉄所火災 

 大分市消防局は19日、新日鉄住金大分製鉄所で1月に発生し消火まで約35時間かかった大規模な火災に関する調査内容を公表し、消防局に通報するまで30分以上かかり、もっと早ければ被害は抑えられた可能性があると指摘した。後藤能秀予防課長は「過去の火災でも通報が遅いと感じることが何度かあった」と言い、認知したらすぐに通報するよう指導したとしている。

 市消防局によると、火災は1月5日午前1時半ごろ、主電室の地上1階部分で発生し、同35分ごろ製鉄所の保安センターが把握。しかし、センターが消防局に通報したのは約35分後の同2時10分ごろだった。


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