水素燃料の拠点増設へ新会社設立 トヨタなど11社、年内に 

2015年、東邦ガスが愛知県日進市に建設した水素ステーション

 トヨタ自動車、JXTGエネルギーなど計11社は19日、燃料電池車(FCV)に燃料を供給する「水素ステーション」の本格整備で協業する覚書を締結したと発表した。共同出資会社の年内設立を検討し、この新会社が軸となって拠点増設や運営を支援。2025年度までに約320カ所を整備するとした政府目標の早期達成を目指す。

 11社は他に日産自動車やホンダ、出光興産、東京ガス、東邦ガス、日本政策投資銀行など。各社の新会社への出資額などは今後、調整する。

 政府は石油や天然ガスの代替エネルギーとして水素に注目しており、FCVの普及も後押ししたい考え。


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